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「知識編」

レールとルール

就職決定までのレールとルール

高校生の就職は第1ラウンドから第4ラウンドまである

■第1ラウンド(9月の第1回目就職試験)
 

7月1日に高卒求人票が全国いっせいに公開されます

(高校で確認できます)
 

■公開された求人票を見て先生や家の人と相談して希望する会社を決め、先生に伝えます。

☆すぐに期末テストが始まるのでテスト勉強もしなければいけません。忙しいです。 高校によってはテストが終わってから初めて求人票を公開するところもあります。

■7月中旬から高校で就職希望者一人ひとりの応募先を決める選考会議があります。

■夏休み開始前後(7月20日前後)から希望の会社を見学させてもらいます。

☆見学は先生が会社に申し込んでくれます。日程は会社が決めます。

☆見学する会社の数は高校の進路指導のやり方で様々です。先生に確認してください。

☆8月の夏休み期間とその前後で多くの高校では面接の練習をしたり履歴書を仕上げたり します。

■9月5日(夏休み明け直後)から応募を決めた会社に応募書類を送ります。

☆書類は先生が高校から送ってくれます。この第1ラウンドでは1社しか応募できません。

■9月16日から就職試験が開始されます。応募した会社の試験日に受けに行きます。

☆ひとり1社の本命一発勝負です。

おおむね1週間以内に受けた会社から高校に採否結果が届きます。
この第1ラウンドで全国の就職希望生徒の56.1%が内定し、一気に就職活動を終らせました。

(平成27年9月末全国平均)(26年9月末では54.5%)
 

■第3ラウンド(高校卒業後3ケ月以内)
 

卒業までに内定が取れなかった人もあきらめることはありません

●卒業後3ケ月(6月末)までは、高校時代と同じように高校求人に高校の紹介で応募できる ことになっています。

●第2ラウンドと同じように高校に行って就職活動を続けることも可能です。先生がハロー ワークと相談しながら支援してくれますので高校生としての有利な就職活動が続けられま す。つまり高校の先生とハローワークが連携して卒業後も支援してくれるのです。高卒求人 票への応募の場合は最終的にはあくまでも高校からの紹介・応募となります。

●自分からもぜひ積極的にハローワークに行きましょう。
先生からハローワークの担当者のお名前を聞いてその人を訪ねるといいでしょう。また行く 前に電話で申し込みをしておきましょう。

●ハローワークもこのころになると『高卒未内定ゼロ』を使命として個人的に全面的にバッ クアップしてくれます。

●さらに高校紹介ではなくハローワークの紹介で一般求人への応募もできます。 もう卒業しているので今すぐにでも働けるのですから高卒求人にこだわらず一般求人にも応 募できるとういことです。

■第2ラウンド(10月~卒業までの就職試験)
 

第1ラウンドで内定が取れなかった人にはまだまだ次があります
 

■その人たちはそれから卒業までの6ケ月間が就活期間となります。期間は十分あります。

☆まずはそこから3ケ月後の12月末(年内)までに内定することを目標にしましょう。
☆もしそれでも内定なしなら次はさらにその3ケ月後、つまり翌年3月の卒業までが目標 になります。

■第1ラウンドと同じように高卒求人票から応募先を選びます。

☆第1ラウンドで採用を完了してしまった会社は受けられませんが、その後に新しく出て きた会社の求人票など、まだまだたくさんありますからあきらめないように。

■第1ラウンドと同じように応募したい会社を見学させてもらいます。

 

■第1ラウンドとは違い、この時期から同時に2社まで受けられることになっています (埼玉県)

☆ただし2社までの並行受験を認めてくれる会社に限られます。並行受験を認める認めな いは求人票に書かれています。また、併行受験して両方とも内定した場合はどちらかを選 択することになっていますので、前もって先生を通じて会社と相談しておいてもらう必要 があります。

■見学をして、その会社が気に入ったら先生が高校から応募書類を送ってくれます。あとは 第1ラウンドと同じ流れです。

内定が出るまで先生と相談しながら次々と受けましょう。 内定が出たらそこで就職活動は終了します。
卒業までの第2ラウンドで全国の就職希望者の98.8%が内定しました。 (平成27年3月末全国平均)

■第4ラウンド(高校卒業後3ケ月以降)
 

卒業後、3ケ月を過ぎても個人別の就職支援は続きます

 

●卒業後、3ケ月を過ぎると高卒求人に応募するのはむずかしくなります。

●そのような人たちのために高校からハローワークがバトンタッチを受け、専門の相談員さ んが個人別に相談に乗り就職支援を続ける仕組みができています。つまり、こんどは先生か ら引き継ぎを受けた就職のプロが仕事を紹介してくれます。ハローワークの相談員さんはい ろいろな企業とのパイプを持っている人も多く、かなり強力な支援が期待できます。 (た だし高校生求人ではなく一般求人になります)

●皆さんは貴重な若い労働力として企業からの期待も大きいので、きちんと働きたいという 強い意志さえあれば必ず就職できます。あきらめたりしないで粘り強く頑張ってください。

 

●場合によっては一定期間、無料で職業訓練を受けて就職に結びつけている人もいます。こ れはハローワークが窓口になっていますので相談してみるのもいいでしょう。

① 高卒求人票から会社を選びます。(すべてハローワークが受理した高校生専用求人です)

 

② 高校の紹介(あっせん)で応募します。
 合格すればその会社に入ることを前提に試験を受けます。従って内定を頂いた会社の入社辞退はできないものと思ってください。

 

③ すべて先生が窓口になって会社とやりとりします。
 会社も本人にではなくすべて先生に連絡、通知してきます。

 

④ 第1ラウンド(9月16日~9月末)は1社しか受けられません。
 (一部の県ではそうではないところもある)

 

⑤ 埼玉県の場合、第2ラウンド(10月1日以降)からは同時に2社までの並行受験が可能。 (ただし並行受験不可とする会社は除く) 

 

⑥ この場合両方内定したら、どちらかを辞退することになるので先生や会社と前もってしっかり相談しておく必要があります。

 

⑦ 高卒求人票には次の3種類があります。

​レールとルールのまとめと補足

レールとルールのまとめ

A 公開求人
 全国どこの高校からでも生徒を採用するというもの。

 

B 公開・高校指定求人
 主に指定した高校の生徒を採用したいと考えているが他の高校の生徒を拒むものではないという求人。やはり指定された高校が圧倒的に有利です。

 

C 非公開・高校指定求人
 採用する生徒の高校を指定して、他の高校には公開しないというもの。指定した高校からのみ採用。

●AとBは7月1日以降、高校で求人票をネット検索できます。また9月5日以降はどの会社にも応募できます。

 

●B、Cのように高校が指定されている求人の場合、紹介希望人数も高校ごとに書かれているからと言って、必ずそのとおりに採用される訳ではありません。求人票に書かれているのはあくまでも目安です。指定された高校は有利であることは間違いありませんが、企業ごとの採用基準に照らして、未達の場合は不採用になることもあり得ますし、書かれている人数以上が採用されることも有ります。

 

●公開型の求人は全国どこの高校からでも応募はできますが、通勤条件や地域性、寮など会社の受け入れ態勢も考慮して事前に会社と相談の上で応募する必要があることは言うまでもありません。

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